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HU-16 (航空機) : ミニ英和和英辞書
HU-16 (航空機)[えいちゆー16]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

航空 : [こうくう]
 【名詞】 1. aviation 2. flying 
航空機 : [こうくうき]
 【名詞】 1. aircraft 
: [そら]
 【名詞】 1. sky 2. the heavens 
: [き, はた]
 (n) loom

HU-16 (航空機) : ウィキペディア日本語版
HU-16 (航空機)[えいちゆー16]

HU-16は、アメリカ合衆国グラマン社が開発したレシプロ双発の水陸両用飛行艇。愛称はアルバトロス(''Albatross''、アホウドリ)社内記号G-64。第二次世界大戦中に活躍したJRFグースの後継機である。
当初アメリカ海軍からJR2Fの名で発注され、また、ほぼ同時期にアメリカ空軍からもSA-16として発注された。その後海軍では1955年にJRカテゴリー(雑用・輸送機)の廃止に伴いUF-1と改称された。1962年のアメリカ三軍の軍用機呼称統一の際に、空軍型も合せてHU-16(LU-16、TU-16)となった。
空軍のSAという機種記号は本機にのみ使用されたもので、Sは捜索救難(''Search and Rescue'')、Aは水陸両用(''Amphibian'')をあらわす。16という番号は空軍独立時に廃止されたOA(水陸両用観測機)カテゴリーの番号が15まで進んでいたのを引き継いだものである。
== 設計と開発 ==
アルバトロスは墜落したパイロットの救出任務に当たるため、陸上でも外洋でも運用できるように設計された。その深くて長いV字断面の胴体は、波浪状態の海面への着水を可能にしていた。SA-16Aは12台の担架を収容することができた。
SA-16Aはアメリカ空軍に300機近く納入されたほか、相互防衛協定にもとづいて諸外国へも供与された。
1953年、グラマンは水陸にくわえて雪上/氷上でも運用できるように、胴体とフロートの下に装着するスキーを開発した。これは1機のSA-16A(シリアル48-588)でテストされたあと、127セットの変換キットが空軍に納入された。
1955年には主翼を16フィート6インチ延長し、尾翼も拡大したG-111が開発され、SA-16Bとして採用された。これは高速化と航続距離の延長、それに片発停止時の操縦性の改善を図ったものだった。SA-16Bは1956年1月16日に初飛行し、在来のSA-16AもB型に改造された。
海軍型は1955年にJRカテゴリーが無くなった後、UF-1と称した〔このとき、一時的にPF-1という仮称が与えられた。(United States Navy Aircraft since 1911)〕が、1957年に空軍のSA-16Bへの改造と同様の改造を行い、UF-2と称した。
海軍型UF-1の沿岸警備隊仕様をUF-1Gというが、これもそのうち34機が改造され、UF-2Gとなった。沿岸警備隊では空軍からも37機の引き渡しを受けており、これらは1962年にHU-16Eとなった。
1970年にコンロイ・エアクラフト社が、本機をロールスロイス・ダート(ターボプロップ)エンジンに換装した「コンロイ・ターボ・アルバトロス」を提案したが、試作1機(登録番号:N16CA)のみにとどまった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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